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2005 JB マスターズプロシリーズ 第2戦 山中湖 (5月28・29日)


2日目はリミットメイク!!

フィールドデーター

水温:17〜18℃台

気温:17度

天候:初日=晴れ時々曇、2日目=曇り時々晴れ

風:弱風




(プラックティス)

ママの森周辺!今回の山中湖戦プラックティスは前日のみ実施し、事前

情報からもスポーニング絡みのサイトフィッシングと、プラ

スαの要素として1ヶ月前に行われた放流バスがキーに

なると考えた。

前日プラでは保安エリア内の平野〜旭日丘エリアまでを

メインに、シャローの魚をサイトにてチェックしていくと、試

合はサイト合戦になることが間違いない状況と判明し、山

中湖全域で多くの魚がシャローに差してきていた。

ただ、出場する選手のほとんどが同じ戦略を考えており、

このマスターズ戦で300名の選手が出場するわけで、エリア選びで勝敗が決まると言っていい状況であり、特に保安エ

リア内で勝負を選択する選手にはそのことが強く言えた。

その他、昨年9月のマスターズ戦で爆発した水中島エリアにはまだ魚はいないとの情報もあった。

今回は、移動に限界はあるが広大な保安エリアでの釣りができる非動力船(フットターボ)を選択し、時間が足りずにチェ

ックできなかった会場西側エリアも非常に気になるところではあったが、試合初日は湖の南岸を平野方面に流す選択を

した。

また、プラは一日サイトで流しただけで、その他放流バスパターンは一切見つけていなかったが、サイトにてネイティブ

の魚を獲る自信だけはあった。

小林師匠はご機嫌!!その夜は、師匠ことミックバスクラブの小林プロに特上韓

国風焼肉フルコースをご馳走していただきお腹一杯で感

謝感激!

南プロと3人で4人前コースの美味しいお肉をたいらげ、

試合へのスタミナは十二分に蓄えることができた。

ちなみに試合は3人ともフットターボを選択していた。










(DAY1)

山中湖から見る富士山初日は第1フライトとこの上ない条件、まずはサイトフィッ

シングにて会場東側のシャローエリア1,5mに入り900g

をヘビーダウンショットリグのリトルスパイダー3in(パール

ホワイト)で獲ることに成功、そこから平野ワンド方面に向

かって南岸を流していくことにする。

その10分後にも同アプローチでキロフィッシュを追加し、

かなりいいリズムであり、このままいけばリミットメイクは

可能であると考えた。

その後、風が吹き出したためボトムを見ながらのサイトで

流していくと、明らかにネストというスポットから放流バスが出てきてためかなり驚いた。

後でわかったが、ネイティブのバスが抜かれたネストに放流バスが次々と入ってきていた。

僕の考えではこれら1ヶ月前に放流されたバスは実際に産卵行動をしているのではなく、本能からかそのような産卵行動

の真似事をしているだけではと考える。この試合を通じて観察した結果そう分析するが、これら放流バスの行動には理解

できないところがある。

その後、非常に気になっていたママの森から平野ワンドにかけて北岸保安エリアにロングドライブするも魚は追加できず、

ただブレイク上を放流バスが群れてクルーズしているのを確認、そこから会場に戻りながら南岸をサイトにて流していると

、ストラクチャーに絡むスポットにロックしている1300gを発見することができた。

これを獲れれば大きくジャンプアップできるため、慎重にアプローチを繰り返すも、まったくバイトしてこず、ここまで警戒

心が強い?バスは初めてであったが時間を使いすぎてしまい、焦りながら別のエリアを流していくも時間だけが過ぎて

いき、結果3本だけのウェインとなり、2402gとウェイトを伸ばすことに失敗してしまった。

初日は3本! ウェイインは長蛇の列・・・

気になっていた動力船の保安エリア外、長池〜ママの森ではかなりの魚が釣られており、全体的に見るとトップは680

0gで、5キロ台4人、4キロ台7人、3キロ台は20名を超えており、自分の順位は71位と大きく落ち込んでしまった。

自分が流したシャローエリアの魚はすでにほとんど抜かれており、明日確約できるエリアは一つもなく、放流バスパター

ンは持っていなかったため、かなりやばいという雰囲気が漂っていた。

周りの声も、2日目に叩く場所はもうないと言う声が多数であり、2日目は全体的にウェイトが大きく落ちることは明らかで

あった。

ただ2日目に一縷の望みといえる?匂うエリア(魚は確認できていない)を強風下見つけていたのと、会場近く旭が丘エリ

アでまだ入っていないシャローエリアだけは朝一行く場所として考えることができた。

周りでは山岡プロがサイトにてアフターの魚メインに4850gで6位、南一貴プロが4290gで10位と優勝できる権利を持

つ選手が2人もいた。

『1日目=2,402g(3本)、71位』

(参加者282名、検量率80%、LM率14%、1匹平均重694g)


(メインに使用したタックル)

●サングラス: ティムコサイトマスター(ライトブラウン) 

●ヘビーダウンショット用

ルアー:   リトルスパイダー3in(パールホワイト・パンプキンペッパー)・バイオグラブ3(シャトリュースペッパー)
         スペルバリングワーム3in(レッド)

ライン :     バウオスーパーハードプレミアムプラス 8LB

フック :   がまかつ314(オフセットフック)

シンカー:  タングステンシンカー10g 
        
ロッド :      がまかつ ラグゼカマー376

リール :    ダイワ TD−X103HVL


(DAY2)

富士山2日目は第2フライトで会場近くのエリアを目指すも、すで

に狙うラインの上に先行者が数艇浮いており、やむなくそ

こを通過し、どこに入るか戸惑いながら走行する。

が、ここは勝負と平野方面にある昨日見つけた匂うエリア

にロングドライブする決断をしフルスロットルで20分走行。

ここで外せば残されているのはママの森保安エリアで確

約のない放流バス狙いのパターンしかやることは残されて

いない。

そしてベタ凪の状況下、慎重にそのエリアに入ると、昨日

見えなかったライン2mに放流バス6本(内4本ネスト?に付く)とネイティブフィッシュを1本発見してしまう。

『リミット揃うやん!』

まず、リトスパのヘビダンで放流500gを即2本獲り、ネイティブ900gを10分後追加、ただ残り2本の放流ロックの魚は、

まったく反応せずバイトしてこない・・。

次第に北風が吹き出しそのラインのサイトは困難になる中、気分転換にと沖にキャストしたジグヘッドMT’Sシャッドに『

コン!』とバイト、そこからそのライン付近を流すと入れ食いモードですぐにリミットが揃ってしまったではないか。

そのエリアではサイズが伸びないため、リグのサイズを上げて更に移動を繰り返し、3〜4mラインをジグヘッドで流すこ

とにする。

そんな時、地元の方でアルミに乗っておられるアングラー2名が後方で、クランク!?に40オーバーを、その15分後に

は前方で、40後半のビッグフィッシュをランディングするところを目撃する。

なんとそれらは全てトップウォーター(ミノー系)で獲っておられ驚いてしまった。

かなり荒れている湖面を、デッドスローリトリーブすると後ろからぴったりチェイスしてき、シビレを切らして『バッコ!!』

と出てくるとのこと。強風(北風)でベイトが岸に流され、シャロー側に寄せられているそのブレイク上でバイトは出ていた。

さすがにすぐに真似はできないが、かなり興味深い釣りを見せてもらった。

そこから放流4本を全て入れ換えるべく、似たようなラインをジグヘッド(サイズを変えながら)にて流すも放流バスが2本

出ただけで、入れ換えには至らず、早めに会場に戻ることにした。

お立ち台風景 今回は20位!

2日目は1〜3本の選手が多くウェイトは大きく落ちると予想していたがやはり的中、自分のウェイトは2788gで13位と

いう結果、初日71位から50人抜きの総合20位まで大きくジャンプアップすることに成功した。

周りでは初日6位の山岡プロは今回の優勝者と同エリアで動き回る魚とサイトフィッシングで勝負したが釣り負けてしま

ったとのことで大きく後退しまい、南一貴プロも2日目は2本と苦戦していた。

またメガバスの田村プロも2日間にわたり2キロ後半と安定した重量で14位という結果を残されている。

次回第3戦は2週間後の霞ヶ浦となります。

『2日目=2,788g(5本)、13位』 ⇒ 総合20位(合計=5,190g)

(参加者285名、検量率65%、LM率5%、1匹平均重654g)


(メインに使用したタックル)

●サングラス: ティムコサイトマスター(ライトブラウン) 

●ヘビーダウンショット用

ルアー:   リトルスパイダー3in(パールホワイト・パンプキンペッパー)・バイオグラブ3(シャトリュースペッパー)
         スペルバリングワーム3in(レッド)

ライン :     バウオスーパーハードプレミアムプラス 8LB

フック :   がまかつ314(オフセットフック)

シンカー:  タングステンシンカー10g 
        
ロッド :      がまかつ ラグゼカマー376

リール :    ダイワ TD−X103HVL

● ジグヘッド用

ルアー :  MT'Sシャッド2、3in(シナモングリーンフレーク)・スペルバリングワーム3in(504)・カットテール4(WMF)等
       
ライン :   バウオスパーハードスーパーフィネス 3lb

ジグヘッド: タングステン1/16と1/32oz

ロッド :    がまかつ ラグゼカマー 456S

リール :  シマノステラ2500