(PRACTICEより)
今回のプラックティスは2004年初戦ということもあり、前週の土曜日と試合前日の金曜日に行うことにした。
状況は今まで経験したことがないくらいタフで厳しく、大会の週に放流が行われるという情報?等もあったが、それ以
外にディープパターンと春のパターンを見つけることを考えて湖に浮かんでいた。
結果、試合前週では、自信のあったディープエリアでは、ありとあらゆるメソッドにて攻めてみたが一日ノーバイト、ま
た、サスペンドミノー(アイスクリームビルシャッド、ウルトラスレッジ)を白須、鵜の島、ハワイエリアで流す釣りでもまっ
たくバイトが得られず、ウィードもほとんどといってなく、自分のやったエリアで生命感はまったく感じられず、今回もし
放流がなければ正直、魚は獲れないとまで考えてしまった。
試合前日プラックティスでは、頼みの綱の放流は行われないことが判明する中、湖の状況は変わっておらず、新たな
発見といえば、畳岩周辺の溶岩帯シャローと長浜のアシで見えバスがいることに気づいたが、すぐに逃げる魚が多く
また、この大人数の中で魚が獲れるとは考えられず、唯一バイト?があったのは白須エリア3mの数少ない腐ったウ
ィードにてのみの1回(マスかも?)という厳しいものであった。
ただ1箇所ほとんどノーマークの溶岩帯で、この超タフコンディション下自分の目を疑ったが、他のトーナメンターが気
づかない中、レンタルボートのカップルが立て続けに2本キーパーサイズを、その横の陸っぱりがまたもや1本獲ると
ころをラッキーにも目撃してしまい、もしや以前の放流の魚が運良く濃く残っているかも?と考えられたことぐらいしか
収穫と呼べるようなものはないという悲惨な状況であった。
また追い討ちをかけるように、噂の南(一貴)プロがプラ終了後ニヤニヤ寄ってきて『金田さん!魚シャローに、か・な・
り・サシて来てますねー!即効1300gぐらいの食ってきましたよー!』と、自分はシャローをしっかりチェックできてな
かったため、またプラのやり方を間違え、効率の悪いことをやってしまったのかとヘコんでしまったが、もう明日は試
合である・・・この夜はなんとも言えない複雑な心境で寝袋に入った。
(DAY1)
今回より初日はエコタックルトーナメントとなるが、自分にはケイテックのBIO−MIXシリーズと東レフィッシングのフィ
ールドメイトがあり、春の琵琶湖のビッグバスを相手にこのフィールドメイトを使ってフィールドテストを行い、強さはす
でに証明できていたため、自分には不安というものは、まったくといってなかった。
初日は第2フライトで試合が始まり、昨日期待の畳岩周辺、浅川
のシャロー、白須のシャロー〜ミドルと流していくがやはり・・・ノー
バイトであり、気づくと11:30過ぎとなっていた。
そこで 魚が水温の上昇と共にシャローにさしてきていることも考
え再度朝一の溶岩帯に入リ直すことにした。
朝一はワールドプロの方々数人含む8艇近く、そのエリア周辺に
船は浮いていたが、魚が釣れないのか?戻ってきた時には、2艇
のみの船ですぐに自分が入りたい溶岩の岬の張り出すシャロー
に入ることができた。
まずはサイトでじっくり2mレンジまでを凝視して流していくと、朝はいなかったキーパーサイズのバスが底にべったり
付いているところを発見し、これは簡単に口を使ってくれる魚であると思ったが、まったく反応はせず、ボートが少し動
いたところでその魚を見失ってしまった。
そこから2mレンジを流している時、集中力が切れかけてよそ見をし、リグを回収しようとリールを巻いていると何か重
いが、その重みにも気づかず、ふと水中を見ると、溶岩の割れ目を通っていたアイバーホッグ(モエビシナモン)に明ら
かなキーパーサイズの魚がバイトしてこっちに向かって寄ってきている。
『えっ!!』と思った瞬間には魚はフックから外れ、ゆっくりとまた溶岩の割れ目2.5mの見えない所へと泳いで消え
ていってしまった。
この厳しい試合でなんと取り返しのつかないバカなことを・・と考えた瞬間には、即、同じホールへリグをピッチしており
着底した瞬間、バイトは無いが明らかに魚がのっていることがわかり、今度はかなり強めにスイープフッキングすると
その魚は溶岩の割れ目から一気に飛び出てきて一瞬でランディングに成功した。
正直、こんな厳しい試合の中、簡単に魚が獲れてしまい驚いたが、幸運にも魚は養殖の魚で太っており700gはある
のではというもので、即ライブウェルに入れた。
その後、ドシャローにいるキーパーサイズの魚2本を発見し、サイトで勝負したがバイトに持ち込むことはできず、溶
岩帯を打って周ったが魚を追加することはできずに帰着を向えた。
初日のウェイトは680gの47位とまずまずのところにつけること
ができた。
またウェインできたのも425名中で59名であり明日1本でも獲
ればシングル入賞も狙える状況であった。
(左写真と上写真はNBCNEWS提供)
(初日のメインエコタックル)
● ダウンショット用
ルアー : バイオリンガー3in(グリーンパンプキンペッパー)
アイバーホッグ(ウォーターメロン)
ライン : バウオスーパーハードスーパーフィネス 3lb
+ (リーダー)フィールドメイト 4lb
シンカー: 1/32oz(ZAPPUタングステンシンカー)
フック : がまかつワーム39
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 456S
リール : シマノバイオマスター2500
● (サイト)ダウンショット用
ルアー : アイバーホッグ(モエビシナモン)
ライン : バウオスーパーハードスーパーフィネス 3.5lb + (リーダー)フィールドメイト4lb
シンカー: 1/16oz(ZAPPUタングステンシンカー)
フック : がまかつワーム39
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 354S
リール : シマノステラ2500
● ネコリグ用
ルアー : バイオリンガー3in(グリーンパンプキンペッパー)
バイオミノーシェイプ4in(ウォーターメロンペッパー)
ライン : バウオスーパーハードスーパーフィネス 3lb + (リーダー)フィールドメイト4lb
シンカー: 1/64oz(アクティブMSトーナメント)
フック : がまかつワーム39
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 456S
リール : シマノバイオマスター2500
● ラバージグ用
ルアー : モデルWeco9g(ノーガード)+バイオグラブ3in(ウォーターメロンペッパー)
ライン : バウオスーパーハードプレミアムプラス8lb + (リーダー)フィールドメイト8lb
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 376
リール : ダイワ TD-X103HVL
(DAY2)
2日目は第1フライトで真っ先に昨日の溶岩帯エリアに向かい、
陸っぱりのカップルに声をかけてポイントに入れていただき、キ
ャストを開始した。シャローから3mレンジまで丁寧に流していく
が時間だけが過ぎていきバイトは出ない。
大橋より外のエリアで1箇所コンタクトポイントとなるエリアを見
つけていたため、1度だけ移動するか迷ったが、今回はここで
心中するのがベストと判断して移動はしなかった。
だが後から他のプロに聞いた話だが、移動するか迷ったエリア
は大会2日目には水温の上昇と共に魚がコンタクトしてきており、そこで数人コンディションのいいメスを釣っており、
その沖でも入れ代わり入ってきた人はドラッギングにて魚を手にすることができていたと聞かされた。
いくら河口湖といえどもシーズナルパターン通りに動く魚も考えた上でゲームプランを考えていかなければならない。
非常に難しいところではあるが今回の反省点でもあった。
結果魚1本を獲ることができず、ノーフィッシュにて帰着となった。
初日、2日目1本ずつでお立ち台と聞かされた時は後の祭りであ
った。
今回の反省点は必ず今後生かしたい。
次回山中湖戦の結果を楽しみにしておいて下さいよ!!
(2日目のメインタックル)
● ダウンショット用
ルアー : リトルスパイダー 2in(スモーク)
ライン : バウオスーパーハードスーパーフィネス 3lb
シンカー: 1/32oz(ZAPPUタングステンシンカー)
フック : がまかつワーム39
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 456S
リール : シマノバイオマスター2500
● (サイト)ダウンショット用
ルアー : リトルスパイダー 2in(スモーク)
ライン : バウオスーパーハードスーパーフィネス 3.5lb
シンカー: 1/16oz(ZAPPUタングステンシンカー)
フック : がまかつワーム39
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 354S
リール : シマノステラ2500
● ネコリグ用
ルアー : スペルバリングワーム3in(ウォーターメロンペッパー)
スペルバミノーシェイプ4in(ブラック・パンプキンナチュラル)
ライン : バウオスーパーハードスーパーフィネス 3lb
シンカー: 1/64oz(アクティブMSトーナメント)
フック : がまかつワーム39
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 456S
リール : シマノバイオマスター2500
|