JB マスターズプロシリーズ 第6戦 河口湖 (10月18日、19日)
初日は曇り|雨、2日目は晴れとなった、2003年マスターズ最終戦の河口湖
(RESULT)
総合 37位 《 DAY1 /2本 ・ 832g 、 DAY2 /2本
・ 1026g 》 |
(PRACTICE)
いよいよ最終戦に向け、プラックティスを強化したいところだが、試合の前週がバスプロ選手権のためプラックティスが
禁止されており、今回も試合2週間前と前日のプラを行うこととなった。
第5戦以降、秋の訪れとともに急激に気温が下がってきている関係上、試合が行われる10月中旬は河口湖の水もター
ンオーバーすることは容易に予想できたため、プラでは条件のいいディープエリアを探すことと、シャローを広範囲に
探ることを中心に行った。
当然試合前にどのような放流が行われるかがキーになるが、これだけは自分ではどうにもならないため、放流があって
も2日目にウェイトを落とさないためのエリア探しと位置付けて2週間前プラは行った。
残念ながら前回の試合で使ったディープ2ヶ所は、まったく魚の反応がなくなっていたため、新たにエリアを探しに走り
周り、何とか試合まで魚はいるであろうエリアを3ヶ所発見(大橋内、鵜ノ島、白須沖)した。といってもキーパーは1本
も獲れていないが、時おりネイティブの魚が回ってきており、居付きの魚も混じっていた。
1週間後のバスプロ選手権は放流もなく予想通りのローウェイトの試合となり、厳しい状況は変わっていなかった。
試合当日まで、このまま放流が行われなければ・・・との願いも空しく、試合2日前に、関東や名古屋の連れから『本日
4ヶ所にて放流あり、今回はキーパーも多し』というメールが続々と送られてきてしまい、かなりのショックを受けた。
試合前日プラは、周りの仲間達と情報を交換しながら、その4ヶ所を中心に見て周り、ディープは簡単にチェックする
も、ノンキーしか釣れないが、魚の量が明らかに増えているディープエリアも確認でき、今回はプラを早めに切り上げ
た。
状況は、一番魚が獲りやすいのは浅川エリアであり、魚屋エリアもグッドサイズが濃く、琵琶湖産の50オーバーを数
本かけた知り合いもおり、白須も数はそんなには多くないがキーパーが混じり、同じスロープの仲間はロクマルを目撃
した等、明日朝一はどのエリアを選択するか、少し迷った。 (DAY1)
このような放流が絡む試合はフライト命となるが、まさかの最終フライトとなってしまい、朝一浅川エリアを選択していた
が、フライトが始まると、ほとんどの人が大橋方面にカッ飛んで(浅川方面)行ったため、自分にはもはや入れるスペー
ス等ないと判断、ようやくきた自分のフライトでは、ビッグフィッシュに賭けて魚屋にバウを向けた。
到着すると大船団、隣の船とは5mという状況の中、周りは奥村氏、森村氏、池田氏、谷口氏・・・ほとんど知り合いで、
ポツりポツリとキーパーは上がっているがプレッシャーで状況は厳しく、自分にはノンキーのみ、1時間くらいしたところ
で浅川が無性に気になり思い切って移動する決心をした。
予想通り浅川エリアは端から端まで大船団であるが、自分が入りたかったエリアでボートの隙間が大きいところを発見
し、早速入れてもらいキャストを開始、ミノーシェイプ4inのワッキーリグを、シャローとミドルレンジ両方を流し続け、雨が
パラパラと 降り出した時、ようやく重いバイトが出た。ブレイクのエッジ上3.5〜4mに背が高いウイードがあり、そこに
当てて出来るだけ外さず大きくシェイクしていると、『ググー』と重くなるバイトであった。
すぐにライブウェルに入れ、同じくブレイク上にキャストし、同じことを繰り返し、すぐに1本追加出来た。
そこから、同じレンジを流し、時折シャローをチェックするもキーパーはバイトして来ず、帰着1時間前にシャロー側2.5
mにフォールさせたミノーシェイプ4inに明らかにキーパーを乗せることが出来たが、すぐにフックが外れてしまった。
結局キーパーを追加出来ず、2本でウェイインしてしまうこととなり、検量は予想通り長蛇の列となっていた。
このウェイトでは、予想120位くらいかな?と考えていた。
明日は、朝一は浅川エリアで数は減っているが必ず残っているであろう魚を獲りに行き、駄目なら魚屋で昨日口を使わ
なかった琵琶湖産のビッグフィッシュを狙い、最後はキーパーの期待はできないが、ディープで勝負と考えていた。
(DAY2)
いよいよ2日目天気は快晴と気分は良いが、状況は昨日に増してタフコンディションとなっていた。
第2フライトで浅川エリアの自分が入りたいところに入り、早速ミノーシェイプのネコリグにてキャストを開始する。
続々と後のフライトの船が到着しだし、すぐに満員状態になった。
周りをチェックしながら、釣りを続けるもキーパーを獲る人はほとんどおらず、ただ時間だけが過ぎて行く・・・隣でやって
いた鵜飼氏は見切りをつけ移動・・・ここでキーパーを獲るために時間をこれ以上つぎ込むのは無駄と判断、しかしあと
帰着まで2時間しかない。ビッグフィッシュを求め魚屋に移動するか迷ったが、移動途中にある産ヶ屋崎のディープに立
ち寄って簡単にチェックすることにした。
エレキを下ろし水面を見ると、明らかに水が悪く期待できないが、慎重に魚探HONDEX5700の画面を見て自分が見
つけていたエリアの上へ移動すると、プラの時と同じくバスは写る。
早速、ネコリグのシンカーを1/32ozの重めに代え、キャスト開始、リグを通すラインさえ合えば、1発でバイトしてくる
が、なぜかバイトがなく、角度を変えて通すも反応はない。
ターンオーバーの影響か?今度はサイズダウンし、スペルバリングワーム3inのダウンショットワッキー掛けにて、シェ
イク、リフト&フォール、スイミング、ステイと全て試すも、全くバイトして来ない。
プラではありえないことであった。どうやればこの魚は口を使うのか?最後はスペルバリングワーム1.5in?を作成、
超ーロングリーダーにしたダウンショットをリグりキャスト、超デッドスローにて動かすとようやくバイトが始まり、入れ食
い状態となるが、最高28cm止まりである。
帰着まで、残り一時間15分、ここで粘ればキーパーは混じるかもしれないが、続けて獲れるとは考えられず移動を決
断、次は魚屋にするかとも考えたが、せっかく2週間前往復下道走行の苦労をしてプラで見つけたディープを選択、白
須沖に移動しチェック、だめなら鵜ノ島エリアで心中と決めた。
移動後、早速ミノーシェイプ4inのDSを投入し、魚探の画面を眺めながら流す。
画面にはプラと違い生命感が感じられない画像が写し出され、駄目かなと思った瞬間であった。
カマー456Sが大きくしなり、明らかに重く強く引く!明らかにキーパーである。
慎重にランディングすると、しっかりとフィーディングしているネイティブのバスである。
魚が回って来たのである。
そこから1キャスト1ヒットの入れ食いだが、刻々と帰着時間だけは迫ってくる。28cm、26cm、29cm・・・『早く混じれ
!』と気持ちだけ焦っていた時、ようやく明らかに重いバイトがきた!!
この魚もかなり引く、ドラグも鳴り、慎重にやり取りをし、無事ランディングに成功!これも重みのあるキーパーであった。
時計を見ると帰着まであと20分を切っている。あと何回キャスト出来るか・・・時間が・・・後16分となったところで、最後
のキャスト、『頼む!キーパーが食ってくれー!』と集中、シェイクするロッドが大きくしなり、もしかして?と思い、魚を寄
せるも無常にも30cmには足りず、即リリースし、カッ飛んで会場へと向かった。
もっと早くこのエリアに気付いていればと、非常に悔やんだが・・・これがトーナメントの難しく、おもしろいところである。
でもやはり、今回の順位は悔しい結果である・・・。 (メイン
タックル)
● ネコリグ用
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 456S
リール : シマノバイオマスター2500
ライン : 東レソラロームスーパーハードナチュラル 3lb
ルアー : スペルバミノーシェイプ4in (ウォーターメロン と ブラック/パンプキンナチュラル)
シンカー: 1/64oz〜1/32oz のタングステンネイルシンカー
フック : マス針(真ん中:直ワッキー掛け)
●ダウンショット用
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 456S
リール : シマノステラ2500
ライン : 東レソラロームスーパーハードナチュラル 3lb
ルアー : スペルバミノーシェイプ4in (ウォーターメロン と ブラック/パンプキンナチュラル)
シンカー: 1/16oz(リーダー30cm)
フック : マス針(真ん中:直ワッキー掛け)
●フットボールジグ用
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 376
リール : ダイワ TD-X103HVL
ライン : 東レソラロームスーパーハードナチュラル 10lb
ルアー : ケイテックモデルU(ブラック・パープル)9g + スペルバ3inグラブ(ウォーターメロン)
●スピナーベイト用
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 666
リール : ダイワ TD-X103HVL
ライン : 東レソラロームスーパーハードナチュラル 10lb
ルアー : ケイテックカスタムスピナーベイト(11g)ワカサギカラー+トレーラーフック
(PHOTOコーナー)今回はかなりの枚数撮影しております
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初日会場の八木崎公園に受付に向かっております。雲行きも怪しい・・・
いよいよフライトが始まります!
だが、こんな試合に限って最終フライトとなってしまいました・・・自分が入れるスペースはあるかな?
試合前というのに・・同じブルーの最終フライトのお二人、写真が好きなようです
初日終了、帰着が終わるとこのありさま・・・
前日の放流のため、予想通りかなり釣れてウェインは長蛇の列となりました
放流エリアの浅川を中心に勝負しましたが、結果は振るわず2本のみ
藤井氏も浅川エリアで2本、私の50mほど離れたエリアで勝負していました
スロープに帰る途中に雲間から富士山が見えて、この通り雪が積もっていました
2日目の朝6時、湖面には靄がかかっています
エンジン船が航行できる7時を待つ仲間達、皆の今日の戦略は?シャロー打ちか?数少ない放流狙いか?
7時!いざ会場へ向かいます!!
綺麗な富士山
打山氏!今日もシャロー勝負か?
藤井氏は、浅川エリアに行くことは間違いなし!
視界が悪かったが、会場に到着
今日のフライトは2番の前の方のため、自分のエリアに入れると確信!果たして何本持って帰って来れるか?
試合終了!2本のみ、終了間際、爆発エリアを見つけたが・・時間が・・本当に悔しすぎる結果です
浮本氏、朝一シャロー打ちにて勝負を賭けた!!
近藤氏は、あの状況の浅川エリアで3本も・・・やはり強い!
果たして年間ランキングはどちらが上か!?ドキドキ!!
谷口氏はをカスタムミニWウィーローのみを一日キャスト!グッドサイズ2本を獲って来ました!
永遠のライバル南氏!
僕は南氏のヘコんでいる姿を見ると、本当にうれしくてたまりません!(笑)
はよ守山で反省会しましょね!
表彰式の風景、優勝はワールドの増田プロでした。皆様おめでとうございます。
金田 達雄の2003マスターズ年間総合成績は『35位』となりました!!
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