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JB マスターズプロシリーズ 第5戦 河口湖 (9月20日、21日)


第5戦河口湖
台風15号接近に伴い、2日間雨となった河口湖





総合 33位

(RESULT) 総合 33位 《 DAY1 /4本 ・ 1970g 、 DAY2 /1本 ・ 506g 》



(PRACTICE)

今回のプラックティスは、仕事の関係上、2週間前と前日のプラックティスとなった。

ここ最近の放流が頻繁にある河口湖は正直かなりの苦手意識を持っているが、前回のリベンジを果たすためにも、集

中してプラックティスに臨んだ。

事前情報では、放流バスのサイズも28cmまでのノンキーパーで、キーパーは1日がんばって1、2本しか獲れないと

いう情報であり、かなり厳しい様子であったため、ディープにいるネイティブのバスとシャローにいるバスを中心にチェッ

クすることにし湖をほぼ全域周り、また、関東の前田プロとは湖上で何度と情報交換をしながらプラックティスを行った。

その結果、魚は簡単には獲れないが、ノンキーパーに混じり、キーパーがポツリと混ざるエリアを3ヶ所程見つけ、ビッ

グバドを投げながら見て周ったシャローでは、ハワイ、大石エリアでキロ近い魚が多く見られたが、自分にはトーナメン

トでこの魚を獲れる自信はないため、シャローにはあまり力を入れず、ディープを中心に戦略を立てていくことにした。

前日プラでも、できるだけ保安エリアを中心に全域を周る予定が、ディープを中心に前回よかったエリアの確認に時間

がかかり河口湖を半周ぐらいしかチェックできず、前回見つけたハワイ他キーパーエリア2ヶ所はノンキーさえ反応がな

く、今回メインとした白須エリアを軽くチェックしたが、ノンキー3本程と、プラ終了時間PM4時の時点でキーパーは1本

も触れずという悲惨な結果となってしまった。

関西の同じスロープの仲間達からは、『かなりキーパーを触った!』『40up獲ってるでー!』だの、またもや景気のいい

話ばかりで、正直かなりやばいと思ったが、他のプロ達の情報を集めると、ゼロから1本、2本と状況は相変わらず厳し

いという情報が多く、明日の試合も厳しい戦いになることは確かだった。


(DAY1)

試合初日は、まだ魚が確実に多いと感じた白須から入ることにするか、タイミングが合えば魚が回遊してくるもう1ヶ所

のエリアに入るか、かなり迷ったが、まずは白須エリアからチェックすることにした。

早速、プラから反応のよかったケイテックモデルUフットボールジグを結んだベイトタックルにてキャストを開始すると

3投目に『ゴン』とバイトがあり、フッキングするとノンキーでない重みがヘビーロッドに伝わり、慎重にランディングし無

事ネットにおさまった。この1本で魚は底に付いていることが分かった。

キーパースケールに載せると30cmのラインを超えており、即エアーを抜き、ライブウェルへ入れ一呼吸、昨日はノン

キーしか食ってこなかったのに、『なんて!幸先のいいスタートなの!』と、ニコり。

ここから自分のエリアを、フットボールジグを投げては巻いてを延々繰り返し、1時間に1本のペースで魚を獲ることが

でき、ライブウェルに3本の魚を入れ、明日のためにと他のエリアを周ることにした。

プラでもグッドサイズが出ていたハワイエリアを流していると、ウィードエリア3.5mにてミノーシェイプ4in・503のネコ

リグにて1本追加することができた、ウィード上をスイミングさせている時にバイトしてきた。

計4本の魚を獲った時点で帰着時間が近づいていたため、会場横のグラブワンドへと向かった。

このウェイトでは30位までには入れるかな?と予想していたが、後で初日10位と知らされかなり驚いたが、去年の琵

琶湖戦に引き続き、またもやチャンス到来、こんな機会とはそう簡単にめぐり合えないことはわかっていたため、出来

る準備をして明日の試合に臨むことにした。

また、同行していた打山プロは、鬼のシャロー打ちで2キロを叩き出し初日8位、明日もシャロー組には有利な雨となり

彼との勝負でもあった。


(DAY2)


2日目は第3フライトで、まずは昨日に引き続き白須エリアに入り、フットボールを流し出すが、まったく反応がなく1バ

イトでノンキーパー1本のみであったが、魚は確実にいると考えていたためレンジを2〜4m落としたり、上げたり、スロ

ーな釣りを入れたり、 スイミングを入れたりと試したが、結局バイトを得ることはできなかった。

仕方なくエリアを変え、今度はハワイへ移動し、こちらもドシャローからミドルを中心に流すもバイトはなく、帰着時間は

刻々と近づいているため、最後1時間を2週間前に反応の良かったディープエリアに移動し、そこに賭けることにした。

ちなみに、このエリアは初日30分程チェックし、まったく反応がなかったが、タイミングさえ合えば魚が確実に周ってく

るエリアであることがプラでわかっていた。

自分がこのエリアに入ったタイミングは、まさにそのタイミングであったようであり、すぐに前方のボートがキロフィッシュ

を獲ったかと思うと、すぐに自分の竿も曲がり、スペルバリングワーム3in・503のネコリグを中層スイミングさせている

とバイトしてきた。途中、ランディングを焦って、ネットを湖面に落としてしまったが、無事にキャッチ。

ここからが勝負であるが、なんと後方の船に次々とキーパーを抜かれてしまう・・・。

寒さで全身が震えていたこともあったが、集中力を高めキャストを続ける。

だが、思いつくこと全てやったが、自分の竿にはバイトがこず、ライブウェルに魚を追加できずに帰着することとなり

勝負の世界の厳しさを改めて痛感した。

第3戦、4戦のリベンジを果たせはしたが、さすがに今回はチャンスを逃してしまい、またもや放心状態で帰路に向かっ

た。

次の河口湖戦は2003年最後のマスターズ戦となってしまうが、今回の反省を生かして、この悔しさをバネに納得いく

結果を出したい。

また、現時点、第5戦終了時の年間ポイントランキングであるが、第62位と今までにない好成績となっている。


(メイン タックル)

●フットボールジグ用

ロッド :    がまかつ ラグゼカマー 676

リール :  ダイワ TD-X103HVL

ライン :   東レソラロームスーパーハードナチュラル 10lb

ルアー :  ケイテックモデルU(ブラック・パープル)9g + スペルバ3inグラブ(ウォーターメロン)

● ネコリグ用

ロッド :    がまかつ ラグゼカマー 456S

リール :  シマノバイオマスター2500

ライン :   東レソラロームスーパーハードナチュラル 3lb

ルアー :  スペルバミノーシェイプ4in (ウォーターメロン と スモーク/プロブルーナチュラル)

             スペルバリングワーム3in (スモーク/プロブルーナチュラル)

シンカー: 1/16oz〜1/32oz のネイルシンカー

フック :    マス針(真ん中ワッキー掛け)




(PHOTOコーナー)

4本(1970g)
初日のウェイイン風景、ライブウェルに魚が4本いる光景には涙した。ホントに・・・4本(1970g)でした。



(2日間雨とデジカメ故障のため今回は写真が撮れず、NBCNEWS富樫様より画像をいただきました。)