今回は、琵琶湖南湖にての2月厳寒フィールドテストレポートをお伝
えいたします。
水温は5度後半〜6度台、最高気温も6度台と人間にとっては冬真っ
只中ではあるが、水の中はそうでもないようで、デカくて生命力の強
い魚から春=産卵を意識して動き出しているようである。
今回の釣りのターゲットはデカイ魚のみということで、マンメイド、ハー
ドボトム、地形の変化、カド+αを意識して、この時期もっとも実績が
ある(効き目のある)フットボールジグ(ケイテックモデルU)をメインに
できるだけ多くのエリアをランガンする釣りを展開することにした。
その後、時間があれば巻物の釣りでウィードエリアもチェックすることとした。
湖上を走っていると1月の時とは違いボートの数は増えており、2月の京都チャプター第1戦のプリプラに来ているエンジ
ンベルトを巻いたボートが多数見受けられ、『いよいよ今年も始まりか!』という気分になった。
まずは1箇所目、引き寄せられるポイントにてエレキを下ろし、フットボールジグをキャスト。
水温は5,8度と前回より更に下がっており水質も若干白濁りしており、釣れる気配はまったくといってない。
と思った瞬間、『ゴン!』とジグが明確に吸い込まれたことが、バウオスーパーハードプレミアムプラス12lbを通してロッド
ティップに伝わり瞬間的に仰け反りながらフッキング!かなり驚く、これって1投目やん!そこから奇声を発し強引に寄せ
ようとすると、この水温にもかかわらず、急激に走り出し、その引きから次第にデカイ魚であることが判明する。
ドラグはガンガンに締めていたためボート下に潜られた時は、竿を一気に水面下に持っていかれ冷や汗ものであったがプ
レミアムプラス12lbは耐えてくれ、慎重に寄せ『ギラッ』と水面下に魚体が映し出された時は予想以上のデカイさに驚いた。
自分が考え、読んだポイント1箇所目の1投目でバイトさせ、バラさずに大きなバスの口を掴むことに成功した。
『
僕の勝ちである!!』
デッキに上げたその魚は、久々に見るいい体格をした口閉じ55,5cm、お腹には卵をかかえているが、まだお腹は柔ら
かく余裕があり、これから更にボリュームUPすることがうかがえ、4キロ近い重さに間違いなくなるメスである。
重量については、今回2キロ量りしか持ち合わせておらず計測不能であったが、3キロは確実に超えている。
久々のいい魚であったため、まだ1投しただけなのに今日は終了!もう帰ろう!という気分にもなってしまったが、この貴
重な1匹は、今このクラスの魚がどのような所に付いているかを教えてくれた。
今回のフットボールについては、ケイテックスペシャルラバージグモデルU(スタン
ダードファインラバー:黒)の9gを使用したが、フォールでアピールすることを重視
し、この時期にはこのウェイトを多用している。
やはり、このシーズン、この状況下でフットボールにバイトしてくる魚はデカイ。
あるアクションでスイッチが入り、ジグに近づき、そして『スッポ!』と丸呑みする。
あの魚もライトリグを使っていれば、まったく興味を示さずバイトはしてこなかった
はずである。
その後、他のエリアを軽くチェックして周るが、魚を追加することはできなかった。
これから2月、3月と季節が進むにつれ、バスの動きは目まぐるしく変わり、年一度
の一大イベントのためにスクールとなってシャローに進んで行く。
バスのシーズナルパターンを自分で考え、魚の行動を読み、ダイナミックなバスフィッシングが展開できるこの琵琶湖は、
やはり日本一の湖である。
(フィールドデーター)
釣行日 : 2005年2月12日
天候 : 曇り時々晴れ(一日ほぼ無風)
フィールド : 琵琶湖南湖
水温 : 5〜6度台
最高気温 : 7 度
(タックルデーター)
●フットボールジグ用
ルアー : スペシャルラバージグモデルU9g(スタンダードファインラバー:黒)
トレーラー:
バイオホッグ3.5(グリーンパンプキンペッパー)、バルキーパワーホッグ3(グリーンパンプキンペッパー)
ライン : バウオスーパーハードプレミアムプラス 12LB
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 676
リール : ダイワ TD-X103HVL
●テキサスリグ用
ルアー : バイオホッグ4(グリーンパンプキンペッパー)、バンジーパワーホッグ4(グリーンパンプキンペッパー)
ライン : バウオスーパーハードプレミアムプラス 12LB
シンカー: バレットシンカートーナメント(7g) SS(シンカーストッパー)トーナメント(S)使用
フック: がまかつWORM 314
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 376
リール : ダイワ TD-X103HVL
ちなみに今回のバイトが出た時間は10:00でした。春の場所です。
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