今回も湖北のレポートをお届けいたします。とは言うものの、前回も、前々回も湖北レポートであり、またか!?と思わ
れる方もいるかとは思いますが、この釣りはダイナミックで魅力があり、もう病みつき状態なため、ご勘弁願います。
ということで今回は朝一に出艇し、北湖を走り周ってきました。
早速、好調継続中の海津大崎からスタートし、各エリアを東方面に流していくことにした。
朝から本命のブレイクを流すも反応がないため、続いて岩盤が絡むエリアに入り、フィーディングに来ている魚をターゲ
ットに、ギドスリンガー9in1/2のヘビキャロをキャストすると2投目、水深9mでバイトが出た。
『プン!』とプレミアムプラス10lb(リーダーは8lb)にバイトが出て、
ラインスラッグを取ると重い生命感のある重みが伝わり、フッキング
すると50cmジャストが水面に現れた。
このあと別のフィーディングスポットと考えているエリアに入ると今度
は1キャストでバイト、今度はバイトが出た瞬間にラインを持っていく
48cmのバスをキャッチした。同じくバイトが出たレンジは水深9m〜
10m付近であった。
2本松付近まで流して再度西に戻り海津大崎の岬エリア周辺をチェ
ックしていると、南方面から大音響のバスボートが走ってくる。
この日ポパイオーナーズカップが琵琶湖全域で開催されていたが、それに参加しているマスターズの南一貴プロであっ
た。『湖西エリアがダメなら海津に行きます!』と前日電話で言いはしていたものの、本当に来たので驚いたが、なんと
ディープホールで1本獲って、湖西数箇所を攻めて、北上して走ってきたとのことである。
どうも状況は厳しいようである。しばらく南兄弟の釣りを座って観察、サイズは小さいが数本の魚を次々とあげてはい
たが、ビッグフィッシュは出ず、『金田さんがいたからもぬけの殻ですわ!(怒)』とポパイ161号の会場までカッ飛ん
で帰っていった。
結果3キロ台で6位、優勝はマスターズの前山プロで4キロ台と非常にタフな試合で、ゲスト参加の深江プロは5キロ
台としかもあのタフな南湖でさすがと脱帽してしまう。
話を戻すが、自分の方はその後2箇所魚が固まっているエリア
を見つけ、そこではキーパーサイズは延々釣れ続く感じであった
が、やはりデカイ魚を入れるのは難しい。
その後菅浦方面にも走り、午後になり程良い西南西の風がしば
らくの間吹き続け、待ってましたと岩盤絡みのエリアを3箇所ラン
ガンし水が当たるブレイクの面をアピール力重視でビッグワーム
のギドリンを使い攻めていると水深16m付近で待望のバイトが
で出た。
バイトはギルバイト1回のみ『プッ!』、プレミアムプラスはバイトを逃さない。
すぐにラインスラッグを取ると、待望の重量感が伝わり、フッキングする。
あの重い物体がボトム付近でゆっくり動き出したかと思うと、その後急に走り出し、そこから何度も突っ込み、上がって
きては突っ込みの繰り返し、このサイズではロクマルは厳しい?と思っていたが、やはり水面に現れたのは56cm、し
かしながらいい体のバスであった。今年は、どうもロクマルに見放されているようである。
その他、北湖のディープをヘビキャロで攻める上で気が付いた点として、この
釣りはリグをキャストし、着底させ、リグとボートとのほど良いポジション(しっか
りボトムをトレースできる)を取り、自分が考えるレンジを基本はボトムをタイト
スローに流すわけであるが、とにかく時間がかかってしまい、岩等に根掛ってし
まった場合等はシンカーを外しにエレキで逆方向まで走って外し、どうしても外
れない時は、引き抜くことになり水中のゴミとなってしまい、再度リグるのにもか
なり時間と手間を要する。
そこで根掛り防止策として、ロッドはヘビーの硬いもの(私はカマー676が最適
と考える)を使い、根掛ると思った時(経験でわかるようになるが)岩のくぼみ等
にガッチリ付き刺さる前に、かるく刺さった状態で更に手前に引くことはせずに
止め、竿先で上方向に、振り幅ごくわずかに瞬時に『パン!パン!』と弾くとかなりの確立で外すことができます。
それでだめなら逆方向にエレキで走りかなり角度(元のボートポジションとリグとの関係と正反対のポジション)を付け
て弾いて引けば、リグを外すことができます。
シンカーも10gがベスト、重くすれば確かに沈む速度も速く、ボトムも取りやすく重宝するが、根掛る率はかなり高くな
ります。
もちろんタングステンの無公害素材のシンカーを使用しましょう。これらのことから、かなりの率で根掛りによ
り湖底を汚してしまうことが防げます。
ちなみに菅浦から西方向に行った、突き出た岬は最高のエリアであるが、この岬の最西端のブレイクの岩盤は、半端
じゃない根掛かりエリアであり注意が必要であるというか、キャストすれば根掛かるためライトリグのみ使用をオススメ
する。どのような岩盤か?水中に潜って見てみたいものである。
それにしても、いつまで北湖好調状態は続くのか!?ターンオーバーによるタフな状況って今年あったかな!?
今回メインに使用した≪ タックル≫
●ヘビキャロ用
ルアー : バイオホッグ4in(グリーンパンプキンペッパー)とパワーホッグ4inバイオソルト(ウォーターメロン)と
ギドスリンガー9in1/2(ウォーターメロンペッパー)
ライン : バウオ スーパーハードプレミアムプラス 10lb (リーダー8lb:1m〜1m20cm)
フック : がまかつWORM 316 #4/0と3/0 エクストラワイド・ゲイプ
シンカー: アクティブバレットシンカートーナメント 10g
ロッド : がまかつ ラグゼカマー 676
リール : ダイワ TD-X103HVL
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